イベント

第9回大学生のための食育セミナー「誰でもできる自炊のススメ」

開始終了

こちらのイベントは終了しました
開催日2015年5月30日(土)
会場新潟大学農学部1階 C110講義室
参加者数67名
主催新潟大学 地域連携フードサイエンスセンター
ファシリテーター:山口智子(新潟大学 教育学部 准教授)

食育セミナーのご紹介

新潟大学地域連携フードサイエンスセンターでは、大学生向けの食育セミナーを定期的に開催しています。
食育セミナー当日の様子をご紹介します。

当日のプログラム

開会の挨拶 14:00-14:05

新潟大学 副学長 門脇 基二

講演①「自炊と中食、どっちがお得?」 14:05-14:50

講師:新潟県立大学 渡邊 令子氏

中食とは

惣菜店やコンビニ・スーパーなどで、お弁当や総菜などを購入したり、外食店のデリバリーなどを利用して、外部の人手によって調理・加工されたものを購入して自宅で食べること。外食と内食の中間に位置づけられることから、中食と呼ばれる。

  • 「中食」という造語は1980年代に登場。同時に「個食」化が問題となる。
  • 社会的背景として、コンビニの普及、核家族化、女性の社会進出、単身世帯の増加など。
  • 2003年に外食産業の25%の市場規模に達し、2007年に約6兆5千億円となり、以降はほぼ同規模で推移。

中食利用の現状とメリット・デメリット

◎中食利用の現状(【中食】に関する調査 楽天リサーチ株式会社 2014.10.17)

中食の利用率は、年代が若いほど高く、20歳代は約70%。
男性は、女性よりも「中食と外食」の利用率がやや高い。
中食を利用する主な理由:①食事を作ることや後片付けが面倒なため(40%)、②食事を作っている時間がないため(33%)、③手間隙かかる普段作れないものが食べれる(31%)。

◎メリット・デメリット

メリット:食べたいものを必要な分だけ少量ずつでも購入できること、種類も豊富で調理の負担を軽減できること。多様な料理を選択すれば、栄養面でもメリットがある。
デメリット:味の濃い料理が多いこと、揚げ物(鶏のから揚げやコロッケなど)が多いことから食塩や脂質の摂取量の増加につながりやすい

あなたの健康を守る食塩の話

  • 食塩の過剰摂取による健康被害は多大である(国際連合「生活習慣予防に関する会議」2011)。
  • 減塩は1日に何gではなく、生まれてから何kg食べたか?これから何kg食べるか?
  • 身体にやさしい食塩摂取量は5~6g/日推定平均必要量1.5g/日WHOガイドライン(2013)推奨量5g/日未満日本高血圧学会 減塩委員会(2012)6g/日未満日本人の食事摂取基準(2015年版)目標量男性8.0g/日未満女性7.0g/日未満

かしこい中食の利用

  • 自炊の第一歩は、主食のご飯を炊くこと、保存すること
  • 中食の利用にあたっては、内容をみて栄養成分表示を確認すること。1品は手料理を加えるように努めること
  • 食事バランスガイド(2005年;コマのイラストで「料理」をベースとして示されているのが特徴)で、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいのかを、理解すること。
農林水産省HPより

主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つのグル-プをバランス良く食べて、運動すると、コマは安定してまわる。コマの軸は必須の水分で、その補給は水とお茶。

農林水産省HPより

私の食事に1品は手作りの料理を加えることから初めてみましょう!

講演②「作ってみよう!~楽しいワンボウルごはん~」 15:00-15:30

講師:料理研究家 石田 恭子氏

料理を始めたばかりの学生さんへ

私たちが口にした食べ物で身体はできています。自分の食べるものは自分で作れるようになることが大人の一歩。自分でごはんを作ることによって世の中の多くのことが見えてくるようになり、それが本当の自立につながると思います。

自分で作ってみよう

まずは1食から作ってみましょう。あまり完璧にやろうと思わず「朝食だけでも作ろう」とか、「お弁当は自分で作る」、「1週間に1度は自分で作る」でも大丈夫。そうやって作ることに慣れてみましょう。
手作りするのが苦ではなくなり、そのうち意識しなくても自然に手が動くようになります。
できれば手に合うグリップとほどほどの長さのよく切れる包丁を用意してください。
(研ぐ必要のない、手入れのしやすいものを選んで)

調理法はシンプルに

調理法は茹でただけ、炒めただけと、いたってシンプルでいいのです。レシピに頼らず、名前のあるおかずにもこだわらず、まずは自分で作るということを一番に考えてみてはどうでしょう。

新潟の豊かな自然に感謝して

新潟県は米どころであり、「風土」を生かした多彩な野菜や果物も多く作られています。
私たちが住むその土地で、自然のまま作られたおいしい素材を食べるようにしましょう。
季節を感じ、旬の食材を食べることは、その時身体が必要とする栄養素をとり、身体のリズムを整えることにつながります。

試食 15:30-15:55

手軽に作れる楽しいワンボウルごはん

  • 生姜焼き
  • 今が旬 そら豆
  • ミニトマト、グリーンズプラント巻のおいしいグリーンミニリーフ
  • 新潟こしひかりのごはん
  • ゆで卵
  • 越後姫

閉会挨拶 15:55-16:00

学生の感想から

自炊と中食のどちらがお得なのか、考える良い機会でした。また、新潟の旬の食材が詰まったワンボウルごはんの美味しさに大満足。いちごの美味しい食べ方も習い、越後姫の甘さに感動しました。

 作ってみよう!ワンボウルごはんのレシピ

生姜焼き(2人分)

材料豚バラ薄切り200g
しょうゆ大さじ1
大さじ1
みりん大さじ1
砂糖小さじ1
しょうが(おろし)大さじ1/2
サラダ油
  1. しょうゆ、酒、みりん、砂糖をあわせておく。
  2. しょうがをすりおろしておく。
  3. 熱したフライパンにサラダ油をひき、豚肉を焼く。こんがりと焼きめをつける感じで動かさない。
  4. 肉からでた油はキッチンペーパーでふきとる。
  5. 焼けたら調味料を加える。おろし生姜を加え、肉にからめる。
  6. 肉を取り出し汁は少し煮詰めて、肉の上からかける。

そら豆の茹で方

  1. そら豆をさやから出し、黒い部分の反対側に切り込みをいれる。
  2. たっぷりのお湯に塩(2%塩水をめやす)を入れ、2分半から3分ゆでる。

ゆで卵

  1. 卵を室温にもどす。
  2. 鍋に卵とかぶるくらいの水をいれふたをし、沸騰するまでは強火、沸騰したら弱火から中火で11分ゆでる。
  3. 卵をとりだし冷水につける。